年長~スライム作り~

2017年09月02日 | 園でのできごと

学童さん、ありがとうございました。パート2

 今、子どもたちが夢中になっている遊びが、「スライム」です。学童さんが、次々に編み出す、すご技を横目で見ながら、「俺もやってみよう!」と挑戦している子どもたちを見ると、本当に子どもたちが持っている力ってすごいんだなとつくづく思います。はじめはうまくいかなくて失敗ばかり、でもそこで諦めず、自分で何回も何回も繰り返し試すうちに要領が分かってきて、でっかい風船ができる、そのときの喜びは、その子にしか味わえない大きな喜びです。そしてその喜びを一緒に共感してくれる友だちや大人がいるから「またやってみよう!」という意欲が湧いてくるようです。

 皆が、スライムに燃えている中、ホールで年中さんと跳び箱をやっているAくんの姿がありました。跳び箱は日頃から大好きなので初め気にならなかったのですが、お片づけになり「Aくん、学童さんのお部屋にスライムしにいこう」と声をかけると「俺できんもん」と言うのです。「あれ、そうだったのか」と思い「一緒に行こう!」と誘うと自分からスライムを始めました。しかし、風船を作ろうと思っても、すぐに破けて膨らみません。それを見て「学童さんの慎くんが、スライムの壁にストローをくっつけたらならんとばいって言ってたよ」と言うと、ストローを壁から離してセットし、隣にいた友だちも空気が逃げないようにストローの周りを押さえてくれました。そして、少しずつ息を吹いていくと・・・「できました!!」大きな風船が。そのときのAくんの嬉しそうな顔、いい顔でした。

たかがスライムではないのです。毎年、すご技を考え出す子どもたちを見ると「スライムって奥が深い!」と赤尾先生と話しました。といいながら私も子どもたちに負けまいと挑戦するのですが、全く風船は作れず諦めてしまいました。()

 

 

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