笑顔いっぱいのお泊り保育!

2024年07月18日 | 園でのできごと

まずは、イルカちゃん号に乗ってシードーナツへ。事前に「お魚図鑑」を作り、たくさんのいきものたちを調べ「これ調べたやつだ!」「これは、~だよ」と魚の説明までしてくれる子どもたちでした。すべての水槽を余すことなく見学してきました。イルカのショーも見ることができ、イルカの大ジャンプに大歓声でした。

生き物に触ることのできるふれあいコーナーでは、最初は「こわい、こわい」と躊躇っていましたが、友だちが触ったり持ったりすると、次々にチャレンジしていました。ドチサメ・ナマコ・ヒトデ・ウニなど、様々な生き物に触れ、いつの間にか恐怖心もなくなったようです。ドクターフィッシュという魚が、新たに仲間入りしていて、手に魚が集まってくる面白さ・初めての感触に釘付けになり、何度も水の中へ手を入れていました。

 

シードーナツに入ってすぐに虜になったのが、ウミガメでした。ここの滞在時間が一番長く、上から見たり横の窓から覗いたり、ウミガメが移動する度に子どもたちも何度も追いかけました。今回は運よく、ウミガメたちが顔をたくさん見せてくれて、素敵な2ショットが撮れました。近くにはリクガメも仲間入りしていて、興味津々でした。

 

シードーナツから帰ってくると、お部屋には忍者からの挑戦状が!!暗号をいくつも説いて地図を作り、宝の在処を見つけることができました。暗号を解読するために、保育園中を走り回り無我夢中。なかなか暗号を解けず、書いてあるヒントに頭を抱える姿につい笑ってしまいました。宝を見つけた時は、みんなで歓声が上がり、宝をゲットすると、見えない忍者にお礼を言ったあと「忍者はどこにいるんだろう?」としばらく忍者のことが頭から離れませんでした(笑)。

 

 楽しみの一つだった初めてのスイカ割り。5回回った後に前進するも、みんなの並んでいる方向に歩いてきたり、壁へ激突してしまったりと子どもたちが思っている以上にスイカ割りは難しかったようです。お友だちが挑戦する間「もう少し右」「止まってー!」などと応援にも力が入りました。そのあとのスイカの味は格別美味しかったのでしょう。あっという間に食べちゃいました。

 

今日、見てきた魚たちをキーホルダーにしました。事前に作った「お魚図鑑」を参考にしながら、絵を描いて可愛いキーホルダーが出来上がりました。初めてのプラバン作りに驚きで、出来上がりにも大満足な子どもたちでした。このキーホルダーを見る度に今日のことを「お泊り保育、楽しかったな~」と思い出すことでしょう。

 

今年は、四季咲館ホテルさんに入浴をお願いしたところ快く承諾して下さり、とてもありがたいことでした。子どもたちに「すぐ近くの温泉に行くんだよ」と四季咲館ホテルに行くことを伝えると「え?そこ温泉なの?」「早く行きたい」ととても楽しみにしていました。皆で乗るエレべーターも大きなお風呂も嬉しくてたまらない子どもたち。一日たくさん汗をかいたので、きれいさっぱり、窓からは西の海が一望でき、「すごーい」「西の海が見える」と大興奮のお風呂タイムでした。

 

今年もキャンプの集いでは、和気先生が命のお話をして下さいました。トーチをみんなで囲み「ろうそくの火は消えてもまたすぐに付けることが出来ますが、皆の命の火は一度消えてしまうと二度とつけることが出来ません。ずっと昔からの命のつながりがあって、たくさんの人の命の火をもらって皆はここにいるのです。だから自分だけの命だと思ってはいけません。皆の命の火は、仏さまから頂いた命の火です。大事に大事にして最後まで命を全うして下さい。途中で色々な辛いこと、悲しいことがあってもどうかくじけずに命を全うして下さい。必ず終わりが来る。それまで一生懸命遊んだり、お勉強をしたり、お友だちと仲良くして下さい。覚えておいて下さいね」とおっしゃると「はい」とお返事した子どもたちでした。

毎年、和氣先生の「命のお話」を聞くことが出来、今年も子どもたちにとってお泊り保育の意味は大きかったとしみじみと思いました。

朝6時、全員が目を覚まし「せんせい、とまりきったよ。ねるのたのしかったー」と起きてきました。これで、大きな自信とたくさんのお話をおみやげに持って帰ることができました。

 

 

 布団に入るまで大はしゃぎの12人でしたが、布団に入ると寂しがる暇もなくあっという間に眠りにつきました。これで、ほっと一安心です。無事に一日が終わり、何よりも年長さん全員参加、皆元気というのが何よりでした。この1週間「あと~日でお泊り保育だね」とカウントダウンするのが毎日の日課となり、この日を本当に楽しみしていました。あいにくの雨予報にお家や保育園でてるてる坊主を作り、天気がよくなるよう皆が祈りました。おかげで子どもたちが外で活動している時は全く降らず「みんなでてるてる坊主作ったからだね!」とてるてる坊主に感謝しました(笑)。朝から夜まで目一杯楽しみ、初め「お泊り保育大丈夫かな」と少々不安になっていた子もそんな気持ちはあっという間にふき飛び「めっちゃたのしい!!」の連発でした。シードーナツを満喫したあとは、保育園で宝探し、スイカ割り、プラバン作り、温泉、キャンプファイヤー、花火と子ども達のはじける笑顔と歓声が響き渡りました。出発式で、和氣先生が「くれぐれもけがをしないよう、事故がないように行って来て下さい」とお話しされ、子ども達の成長の糧となる、貴重な経験をさせてあげたくて、職員一同気を引き締めてこの日を迎えました。たくさんの先生方のおかげで事故もなく元気な姿でお返しすることができました。ありがとうございました。

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